先日、心地よい秋晴れのもと、砂沼・観桜苑へ自然探索に出かけました。
当園では日頃から「まち探検」を行っていますが、今回は「自然探検」がテーマです。
いつもの公園ではなく、お散歩をしながら、この身近な場所には「何があるんだろう?」と子どもたちの好奇心を大いに刺激しました。
色とりどりの葉っぱ、どんぐり、木の実、小さな虫など、子どもたちの興味をそそるものがたくさんありました。
夢中になって採集する子。
じっと観察する子。
「(採集するのが)かわいそう」とそっと見守る子など。
それぞれの個性や感性がそのまま表れる、素敵な時間となりました。
今回、日頃から砂沼・観桜苑周辺の管理をされている方から、貴重なアドバイスもいただきました。
この時期、周辺にはどんな生き物や草花があるのか、また、子どもたちにとっての危険な場所はどこかなど、詳しく教えていただくことができました。
さらに、管理者の方が砂沼で採集されたという、たくさんのくるみをいただくことができました。
職員もこの場所でくるみが採れることを知らず、殻付きのくるみを間近で見るのは新鮮な経験でした。私たちにとっても新たな発見となり、大変感謝しております。その後、くるみを割って、子どもたちと観察しました。
日々の保育活動を自然の中で行うことは、大変有意義であると改めて感じています。
自然は、子どもたちにとって最高の学び舎と思います。
生き物や草花の成長、光の傾斜、風の音、土の感触といった予測できない多様な変化は、五感をフル活用し、集中力や探求心を育みます。
また、広い自然の中では、友達と協力して探す、危険を予測して行動するといった社会性や危機管理能力も自然と身についていきます。
自然の中に存在する生き物や物、その色、形、位置関係といった要素は、全てが今後の学習につながる大切な種です。子どもたちが五感を通してそれらを体験し、「もっと知りたい」という好奇心を育める、貴重な機会となりました。
また、保育活動にアドバイスをいただける地域の方の経験や知恵は、今後の保育の内容をさらに深め、充実させるための大きな力となります。
今後も屋内の保育はもちろん、「まち」や「自然」の中で、子どもたちが多くの経験を積めるよう、職員一同努めてまいります。そして、地域の方々とも連携し、より良い保育を目指していきたいと考えております。
最後に、大変、大変遅くなりましたが、この夏のプール遊びに使用したプールの片付けにご協力いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。
皆様のご協力のおかげで、怪我や事故もなく、子どもたちは今年も楽しい夏の思い出を作ることができました。
今年も残すところあとわずかとなり、年末に差し掛かってきております。今年の保育納めまで、引き続き安全な保育を心がけてまいります。
ご理解とご協力を、どうぞ何卒宜しくお願い致します。